権柄
けんぺい
名詞
標準
power
文例 · 用例
みち子は柚木の権柄ずくにたちまち反抗心を起して「人が親切に持って来てやったのを、そんなに威張るのなら、もうやらないわよ」と横向きになった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
みち子はその行動をまだ彼の冗談半分の権柄ずくの続きかと思って、ふざけて軽蔑するように眺めていたが、だいぶ模様が違うので途中から急に恐ろしくなった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
」○女に向って機嫌を取るような男も嫌いなら、見下げて権柄づくな男も嫌い。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
阿難 ――何という権柄ずくの言葉だ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
この紳士は権柄ずくにおためごかしを兼ねて、且つ色男なんだから極めて計らいにくいのであります。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
この国中|捌いてる知事の嬢さんが欲しくっても、金でも権柄ずくでも叶わないというだろう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
僕の女性と巴里のむす子さんのと較べて考えてらっしゃるんじゃありませんか」 これはかなり子供っぽい権柄ずくだ。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
なにしろこの息子は木下家の一粒種なのだから……」 母親はふだんから、世が世ならば、こんな素町人の家の娘をうちの息子になぞ権柄ずくで貰わせられることなぞありはしない。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその組織内で権柄を握り、全てを牛耳っていた。
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かつての国王は絶大な権柄を持っていたが、今はその面影もない。
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権柄を笠に着て、弱者を虐げる行為は許されるべきではない。
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