権限
けんげん
名詞頻度ランク #3369 · 青空 188 例
標準
power
文例 · 用例
個人的な権限に属することでも、命じられた以上は、他を曲げて実行しなければならないのが兵卒だった。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
近代科学の使徒の一人が、堯にはじめてそれを告げたとき、彼の拒否する権限もないそのことは、ただ彼が漠然忌み嫌っていたその名称ばかりで、頭がそれを受けつけなかった。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
彼は非常に獰猛な性質であり、また彼の権限を犯すようなことに対しては、すこぶる敏感をもっているからである。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
この件を公にしてはならないのなら、我々は自分たちにある権限を課し、私的な裁きへと身を投じねばなりません。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
『ベルヌ条約逐条解説』に寄せた序文で、WIPO事務局長アルパード・ボグシュは、「WIPO国際事務局の任務は条約の管理に責任を負うことであり、このような解説を行うことはその権限に属するものではないから、本書はベルヌ条約の規定に関する有権的解釈を意図するものではない。
— 著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 『「天に積む宝」のふやし方、へらし方』 青空文庫
事件落着後清廷が目覚めて改革を行わんとするや、川島は粛親王府に厚聘されて警務学堂を創設し、毎期四百名の学生を養うて清国警察を補充し、啻に学堂教務を統ぶるのみならず学堂出身者の任命の詮衡及び進退|黜陟等総てを委任するという重い権限で監督に任じた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
然るにも拘わらず、珠数屋のお大尽を引ッ立てると殆んど同時のように、かくも身代押えを急いでいるのは、弥太一の言ったごとく、役向き権限を悪用して巧みに財物を私しようとのよからぬ下心であることが、すでにその一事だけで一目瞭然でしたから、退屈男の江戸魂は勃然として義憤に燃え立ちました。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
お山同心といえば権限も格別、職責もまた格別、上野東照宮|霊廟づきの同心で、町方とは全然なわ張り違いであるばかりではなく、事いやしくもこの山内において突発した以上は、吟味、詮議、下手人の引き渡し、大小のことすべてこの一円一帯を預かるお山同心にその支配権があったからです。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
支店長には一定額までの融資を独断で承認する権限が与えられている。
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彼は自分の権限を越えて勝手に契約を結んだため、会社から厳重注意を受けた。
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個人情報の取扱いについては、特定のシステム管理者にのみ閲覧権限が付与されている。
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ウィキペディア
権限 とは、ある事柄についての権利を指す。行政法では国および公共団体の機関が、その取扱う事務につき地域的・内容的・属人的に限界付けられている範囲をいう。民法では代理の範囲を指すことが多い。
出典: 権限 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0