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無力

むりょく
名詞形容動詞名詞-の形容詞頻度ランク #9898 · 青空 994
1
標準
powerlessness
文例 · 用例
それが、今度偶然にも、自分の無力をすつかり感じ、その時から、次第に、詩といふものゝ真義も分つて来るやうに思へ出した。
中原中也 詩壇への抱負 青空文庫
信義に乏しい世間の前に、個人の信義は如何にも無力なものだし、もはや信義に篤からんがためには、人は自室に引籠るよりほかはないといふも過言ではない程だ。
中原中也 詩と現代 青空文庫
自身の無力がくやしいのだ。
太宰治 緒方氏を殺した者 青空文庫
ただ言葉で、その言葉には、みじんも嘘が無いのでありますが、ただ言葉で、あなたへの愛の証明をするよりほかには、何ひとつできぬ僕自身の無力が、いやになったのです。
太宰治 葉桜と魔笛 青空文庫
僕たち、さびしく無力なのだから、他になんにもできないのだから、せめて言葉だけでも、誠実こめてお贈りするのが、まことの、謙譲の美しい生きかたである、と僕はいまでは信じています。
太宰治 葉桜と魔笛 青空文庫
私には、實の生みの母もあるのだが、いろいろの事情から、いまは音信不通になつてゐて、親孝行したくても、なかなか、それの許されない立場に在るのであるから、せめて、この家内の母にだけでも子としての務めを、ほんのわづかでも、無力の私にできる小さい範圍内でも、何かしたいと念じてゐるのだ。
太宰治 當選の日 青空文庫
不幸や悲惨の前に無力に首をうなだれる吉田ではなかった。
葉山嘉樹 生爪を剥ぐ 青空文庫
ところがいま、模索した程度に過ぎないものの、福慈岳の存在に出遇ってみると、それ等のものは一時にけし飛び、自分なるものを穴に横匍う蘆間の蟹のように畸形にも卑小に、また、経めぐって来た永い歳月を元へ投げ戻されてただ無力の一|孩児とにしか感じられない。
岡本かの子 富士 青空文庫
作例 · 標準
災害を前にして、自分の無力さを痛感した。
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彼は病気で床に伏せり、自分の無力さを嘆いた。
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どんなに努力しても状況が変わらず、無力感に襲われることがあった。
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