穂
ほ
名詞頻度ランク #14196 · 青空 1685 例
標準
ear (of a cereal plant)
文例 · 用例
恋宮沢賢治草穂のかなた雲ひくきポプラの群にかこまれて鐘塔白き秋の館かしこにひとの四年居てあるとき清くわらひけるそのこといとゞくるほしき
— 宮沢賢治 『恋』 青空文庫
陽炎や名も知らぬ虫の白き飛ぶ更衣野路の人はつかに白し絶頂の城たのもしき若葉かな鮒鮓や彦根の城に雲かかる愁ひつつ岡に登れば花いばら甲斐ヶ嶺や穂蓼の上を塩車 俳句というものを全く知らず、いわんや枯淡とか、洒脱とか、風流とかいう特殊な俳句心境を全く理解しない人。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
一面の麦畑に囲まれた田舎の家で、夏の日の午睡をしていると、麦の穂を渡った風が、枕許に吹き入れて来たという意であるが、表現の技巧が非常に複雑していて、情趣の深いイメージを含蓄させてる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これが夏の真昼の沈黙や、田舎の静寂さやを、麦の穂の動きにかけて、一語の重複した表象をしているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
夕立や草葉を掴む群雀 急の夕立に打たれて、翼を濡らした雀たちが、飛ぼうとして飛び得ず、麦の穂や草の葉を掴んでまごついているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
甲斐ヶ嶺や穂蓼の上を塩車 高原の風物である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
広茫とした穂蓼の草原が、遠く海のように続いた向うには、甲斐の山脈が日に輝き、うねうねと連なっている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その山脈の道を通って、駿河から甲斐へ運ぶ塩車の列が、遠く穂蓼の隙間から見えるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
秋風に揺れる黄金色の稲の穂を見ると、豊作の喜びを感じる。
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ススキの穂が、夕日に照らされて銀色に輝いていた。
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麦の穂がすっかり実り、いよいよ収穫の時期を迎えた。
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標準
point (of a brush, spear, etc.)
作例 · 標準
新しい筆をおろすときは、穂の先を水で丁寧にほぐすとよい。
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彼は槍の穂を鋭く研ぎ澄まし、来るべき戦いに備えていた。
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書道の先生は、筆の穂の動きだけで美しい線を表現する。
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標準
crest (of a wave)
作例 · 標準
強風で海が荒れ、波の穂が白く砕け散っていた。
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サーファーは波の穂を見極め、絶妙なタイミングでテイクオフした。
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船の甲板から、次々と押し寄せる波の穂をぼんやりと眺めていた。
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標準
scion (in grafting)
作例 · 標準
丈夫な台木に、美味しい果実をつける品種の穂を接ぎ木した。
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りんごの農家は、春先に穂を採取して接ぎ木の準備をする。
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うまく活着させるためには、穂と台木の形成層をぴったり合わせる必要がある。
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