稲
いね異読 イネ
名詞頻度ランク #12964 · 青空 1521 例
標準
rice plant (Oryza sativa)
文例 · 用例
しかしある時、ヘルンが案内して連れ出した所は、暗い闇夜の野道の中に、小高い丘があるばかりで、周囲は一面の稲田であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
あたり一面、稲田の中で蛙が雨のように鳴いていたのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
お稲荷さまを拝んでしまったあとの空虚を知らない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
稲がもうだいぶ高くなつて、路にそつてる箇所はズツとホコリで殆んど黒くなつてるのが、熱い上に熱くした。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
稲荷を祭つた小さい山の、赤い数々の鳥居が何がなし気になつた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
三囲の稲荷堤上より拝し、腹まだ治まらねば団子かじる気もなく、ようやく百花園への道札見付けて堤を右へ下り、小溝に沿うてまがりくねりの道を行く半町ばかり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
右には未だ青き稲田を距てて白砂青松の中に白堊の高楼|蜑の塩屋に交じり、その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それは薄曇りの風の弱い冬日であったが、高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって、しかもまだ御形も芽を出さず、落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていた。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
作例 · 標準
台風が近づいているので、倒伏しないか心配そうに稲の様子を見守る農家の姿があった。
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「わあ、風に吹かれて稲の穂が波打つ景色、本当にきれいだね」
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収穫を間近に控えた稲が黄金色に輝き、重そうに頭を垂れている。
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今年は日照時間が十分だったので、稲の生育は例年になく順調だ。
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