軽口
かるくち
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #43764 · 青空 123 例
標準
talkative
文例 · 用例
こういう瞬間が最もたわいのない軽口とそれに対する爆笑を誘発するに適当なものではないか。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
今灯を点けたばかり、油煙も揚らず、かんてらの火も新しい、店の茣蓙の端に、汚れた風呂敷を敷いて坐り込んで、物|馴れた軽口で、「召しませぬか、さあさあ、これは阿蘭陀トッピイ産の銀流し、何方もお煙管なり、お簪なり、真鍮、銅、お試しなさい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
至つて軽口の、捌けた、竹を割つた様な気象で、甚人に対しても牆壁を設ける事をしない。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
それが、怎して村一番の乱暴者かといふに、根が軽口の滑稽に快く飲む方だつたけれど、誰かしら酔ひに乗じて小生意気な事でも言出すと、座が曝けるのを怒るのか、『馬鹿野郎!
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
」 と軽口に、奥もなく云うて退けたが、ほんのりと潤みのある、瞼に淡く影が映した。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
――松村さん、木戸まで急用―― いけ年を仕った、学芸記者が馴れない軽口の逃口上で、帽子を引浚うと、すっとは出られぬ、ぎっしり詰合って飲んでいる、めいめいが席を開き、座を立って退口を譲って通した。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
わたしは内弟子として師匠の飯の給仕や使い走りの暇をみて、師匠の言い付け通り、そこに在り合うお飯櫃のようなものに向い、それを客と見立てゝ、扇を片手におべんちゃらや軽口を稽古しながら眼に涙は絶えなかったことだけを聞いて置いて貰う。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」「こないだ(この間)からお居しまへんのどっせ」 家出したらしいと、軽口の女中がペラペラと喋るのをききながら、魂が抜けたように料理場でぺたりとへたり込んでいると、貴子がいない失望よりも、家出したチマ子への心配が銀造をぽうっとさせ、いきなり十も老けてしまった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
「あの人の軽口にはいつも笑わされるけど、どこまで本当か分からないわ」
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葬儀の場だというのに、彼は不謹慎な軽口を叩いて周囲のひんしゅくを買った。
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仕事の合間のちょっとした軽口が、張り詰めたオフィスの空気を和らげてくれる。
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ウィキペディア
軽口(かるくち)は、主に2人組で披露される話芸の一種。別称は「掛合噺」「掛合茶番」等
出典: 軽口 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0