符幹
ふかん
名詞
標準
stem (of a note)
文例 · 用例
さうして、日が余ツぽど西へ傾く頃までには二人の小さい籠は土筆で一杯になりましたが、見つけたいと思ふかんじんの三又土筆は見つかりませんでした。
— 野口雨情 『虹の橋』 青空文庫
ダビットの眼は大きく見開かれ、口からは泡がふかんばかりのおどろきようだ。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
我世の秋の寄するとき紅にほふかんばせに愛の光をかゞやかすなれはのどけき春の日か。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
よばぬうちに、なのりいづるな、ときくれば、はるかぜふかん。
— 秋田雨雀 『三人の百姓』 青空文庫
市村はさういふかんさんには肉情の攻め手があるのか、それを歡喜して受けるかんさんの肉體が削がれることは、ななえの失ふ豐頬のとがりが著しくなることでも判つた。
— 室生犀星 『渚』 青空文庫
そんな人間の永い十七年間といふ歳月に間違ひがないと言ひきれるかといふかんさんには、ななえは返す言葉もなかつたのだ。
— 室生犀星 『渚』 青空文庫
夫より茶がまの下焚候、とおもひ、焚付に火付もやせしが、火吹竹にてふかんとすれ共、息かよわず。
— 稲生武太夫 『三次実録物語』 青空文庫
作例 · 標準
楽譜の音符には、符頭から伸びる符幹があり、音の長さを表す。
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この音符は符幹が上向きだが、次の音符は下向きに書かれている。
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音楽理論の授業で、生徒たちは符幹の正しい書き方を学んだ。
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ウィキペディア
符幹 は「符頭に直接つながっている細い垂直線」である。上を向いていることもあれば下を向いていることもある。違う向きを向いた符幹は同じ五線譜に書かれたポリフォニック音楽の声部を示す。1つの声部内では通常、中央線上の音符もしくはそれより上の音符は符幹が下を向き、下の音符では上を向く。符幹が符頭から上を向いている場合、符頭の右から出るが、下を向いている場合、符頭の左から出る。このルールには例外がある。和音に2度が含まれる場合、符幹は2つの音符の間を通り、高い方の音符を符幹の右側に、低い方の音符を左側に配置する。和音に奇数個の音符の集まりが2度間隔で含まれている 場合、外側の2つは符幹の正しい側になるが、中間の音符は間違った側になる。
出典: 符幹 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0