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切れ味

きれあじ
名詞頻度ランク #21947 · 青空 113
1
標準
sharpness
文例 · 用例
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
太宰治 多頭蛇哲学 青空文庫
それは剃刀が切れ味があまりよくなくて少し痛かったせいもあるが、それまで一度も安全剃刀というものの体験をもたなかったためにそれがたいそう珍しく新しく感じられたせいもあるらしい。
寺田寅彦 詩と官能 青空文庫
両者の音韻に於ける切れ味は、すくなくとも鋭利な刃物と鈍刀ぐらいの相違がある。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
「家族ゲーム」で走るのをやめた松田優作は、一瞬の表情やたたずまいに浮かぶ影を見る者の記憶に刻み込む、底の深い切れ味を見せ付けた。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
深く、暗く、冷たいその切れ味には、疾走する者の荒い息遣いより、いつ吸っていつ吐いているのか分からない、薄紙一つも揺らさない沈黙がよく似合った。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
問題設定の切れ味の良さ、訴えたいポイントはどんな荒業を駆使してもアピールしようとする誠実な臆面のなさはほとんど桂枝雀の落語を思わせるものがあり、オレは氏を内心でトッテン師匠と呼ばさせていただいている。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
しかもこの手法が実に物理的で、切れ味が鋭かった。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
実はその腕はね、切れ味のいい物ですっぱりとやったのじゃあありません。
唐人飴 半七捕物帳 青空文庫
2
標準
quickness (of wit)
3
標準
peppiness (of a ball)