弧光
ここう
名詞
標準
arc light
文例 · 用例
弧灯では、二本の炭の棒の尖端の間に強い電流を送ると、炭が摂氏三千五百度ほどに高熱して、その焔が弧状をなして炭の棒の間に橋を渡すようにしたものであるが、これにも色々あって、例えば弧光の周囲をガラスで密閉し、その中に空気以外の瓦斯、例えば窒素、一酸化炭素|抔を充たしたのがある。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
頭の上で両手を交差して、一点の弧光から発する光でスクリーンに影を映すだけのことであるが、それは実に驚くべき入神の技であった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
」弧光燈にめくるめき、 羽虫の群のあつまりつ、川と銀行木のみどり、 まちはしづかにたそがるゝ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
二人の腰かけている長椅子の真正面の左手の窓硝子越しに遙かに見える新張炭坑の選炭場の弧光灯がタッタ一つと、その下でメラメラと燃え燻っている紅黒いガラ焼の焔が、ロシヤ絨氈のように重なり合って見える。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
―― 雲母か何かで、十六武蔵ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、水晶の糸で釣るして、真空のうちに置いて、この円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、この円盤が光に圧されて動く。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
ヘール(Hale)とその共同研究者等は、カリフォルニアのウィルソン山で金属のスペクトルを研究したが、それには一一〇ボルトの電圧で二アンペアと三〇アンペアと二通りの電流を通じた弧光の中でこれら金属を気化させた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
北光の弧光は空気中における放電によるものであるが、これの最高点は約四〇〇キロメートルの高さにある。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
―― 雲母か何かで、十六|武蔵位の大きさの薄い円盤を作つて、水晶の糸で釣して、真空の中に置いて、此円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、此円盤が光に圧されて動く。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は日々の糊口をしのぐために、必死で働いていた。
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貧しい生活では、糊口を保つのが精一杯だった。
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才能があっても、糊口をしのぐことすらできない芸術家もいる。
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