虎口
ここう
名詞
標準
tiger's den
文例 · 用例
わずかに虎口を遁れ来て、仁者の懐に潜みながら、毒蛇の尾にて巻かれたる、下枝が不運憐むべし。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 女郎屋の朝の居残りに遊女どもの顔を剃って、虎口を遁れた床屋がある。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
(三十四) お葉は虎ヶ窟から虎口を逃れた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
虎口を免れたる顏色の、何うだ、北八恐入つたか。
— 泉鏡花 『彌次行』 青空文庫
黒坂撃たれて、朝倉勢乱れ立ち、全軍危く見えし所に、真柄十郎左衛門及び長男十郎三郎|直基馳け来って、父は太郎太刀、子は次郎太刀を持って縦横に斬り廻ったので、徳川勢も左右に崩れ立ったので、越前勢漸く虎口を遁れて姉川を渉りて退く。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
この時あわてて馳けつけた原大隅守虎義は傍にあった信玄の青貝の長槍をとって、相手の騎馬武者を突いたがはずれ、その槍は馬の三頭(背すじの後部)をしたたか突いたので、馬はおどろいてかけ出したので、信玄は虎口を逃れた。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
その真ん中に、さっきその虎口をのがれたあの円い落穴が口を開いていた。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
私どもが『漁場で』遭った難儀は、その二十分の一もお話しできません、――なにしろそこは、天気のよいときでもいやな場所なんです、――だが私どもは、どうにかこうにか、いつも大したこともなくモスケー・ストロムの虎口を通りぬけていました。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
作例 · 標準
国勢調査では、全国の戸口(ここう)を調査する。
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この地域は、近年、戸口(ここう)が増加傾向にある。
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古代の律令制では、戸口(ここう)を管理することが国家統治の基本だった。
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ウィキペディア
虎口(こぐち)とは中世以降の城郭における出入り口のことで、「こぐち」には狭い道・狭い口という意味がある。「小口」とも書く。「虎口(ここう)」とよむ場合は、中世の戦場や陣地における危険な場所を意味するもののこと。
出典: 虎口 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0