淵
ふち
名詞頻度ランク #12319 · 青空 1890 例
標準
deep pool
文例 · 用例
さてなが魂もいやにがき、深淵ぞ さうに違ひない、海を見てると溜息が出る。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
扨、魂はにがい深淵だぞといふやうなことを我々日本人が云ふと、一寸そぐはない感じがしよう。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
歓べなくなるや人は深淵に面する。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
そして「深淵はまた人を見返す」といふニイチェの言葉どほりになつてしまふのだ。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
日はしばし、鐘が淵の杜を焦がして、八百代小田にうつろひしが、次第に光淡くなりもてゆきて、をちこちに蛙の聲聲聞え、下ゆく水も音冴えたり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
鐘が淵紡績の煙突草後に聳え、右に白きは大学のボートハウスなるべし、端艇を乗り出す者二、三。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
岩淵の辺|甘蔗畑多くあり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
鏡を、ふたつ對立させると、鏡の中に、また鏡、そのまた奧に、また鏡、無限につらなり、つひにはその最深奧部に於いて、青みどろ、深淵の底の如く、物影がゆらゆら動いてゐる。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
作例 · 標準
川の深い淵には、大魚が潜んでいるという。
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彼は人生の淵に立たされ、絶望を感じていた。
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この森の奥には、人知れず深い淵がある。
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標準
depths (e.g. of despair)
作例 · 標準
彼女は悲しみの淵に沈んでいるようだった。
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この問題の淵は深く、解決には時間がかかるだろう。
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彼は絶望の淵から這い上がろうと必死だった。
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ウィキペディア
淵(ふち)とは、河川の流水が緩やかで深みのある場所。川の深み、淀みという表現もある。対語は、水深が浅い急流部を示す瀬(せ)。渕は俗字とされる。
出典: 淵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0