布置
ふち
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #33527 · 青空 60 例
標準
arrangement
文例 · 用例
あるいは一歩さかのぼって、裾野がいまだ生成しないうち、富士と、愛鷹と、箱根が、陥没地帯の大海原に、火山島のように煙を吐いて、浮かんでいたところを想像すれば、今日の豆南諸島の大島、利島、三宅島などが、鋪石のように大洋に置かれているのと似て、更に大規模なる山海の布置を構成するであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
離の二句、棊子の布置羅列の状をいふ。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
朗に秋の気澄みて、空の色、雲の布置匂はしう、金色の日影は豊に快晴を飾れる南受の縁障子を隙して、爽なる肌寒の蓐に長高く痩せたる貫一は横はれり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
かの逆巻く波に分け入りし宮が、息絶えて浮び出でたりし其処の景色に、似たりとも酷だ似たる岸の布置、茂の状況、乃至は漾ふる水の文も、透徹る底の岩面も、広さの程も、位置も、趣も、子細に看来ればいよいよ差はず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
谷崎潤一郎の『無明と愛染』といふ戯曲は、その布置といひ、背景といひ、またその心理的考察といひ、すべてよく纏つてゐて、すぐれた作だといふことをあぶなつけなしにいふことが出来た。
— 田山録弥 『三月の創作』 青空文庫
シカルニ草書ト楷書ハ、コレヲ混ゼコジヤニ布置シタ場合ケツシテ調和スルモノデハナイ。
— 伊丹万作 『カタカナニツイテ』 青空文庫
この町でも別にいいというほどの庭ではなかったけれど、乾いた頭脳には、じじむさいような木石の布置が、ことに懐かしく映るのであった。
— 徳田秋声 『挿話』 青空文庫
「だっておばさん……あれじゃないの、私毛布置いて来るのは厭なんだもの。
— 宮本百合子 『格子縞の毛布』 青空文庫
作例 · 標準
庭師は、庭木の美しい布置を考えている。
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展示品の布置は、来場者が鑑賞しやすいように工夫された。
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この絵画は、独特のモチーフの布置が特徴だ。
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