高雅
こうが
形容動詞名詞
標準
refined
文例 · 用例
上品、下品の対立は、人事関係に基づいて更に人間の趣味そのものの性質を表明するようになり、上品とは高雅なこと、下品とは下卑たことを意味するようになる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
贋鼎だって、最初真鼎の持主の凝菴が歎服した位のものではあり、まして真鼎を目にしたことはない九如であるから、贋物と悟ろうようはない、すっかりその高雅妙巧の威に撲たれて終って、堪らない佳い物だと思い込んで惚れ惚れした。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
一目見て死ぬほど惚れて、二度目には顔を見るさえいやになる、そんな情熱こそはほんとうに高雅な情熱だって書かれていたわねえ。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
この人は私の十三四歳頃からツルゲニエフの温和や、トルストイの熱情や、アナトオルフランスの高雅やバルザックのエネルギッシュその他あらゆる系統の文学は殆ど一通り教えたと云ってもよいでしょう。
— 岡本かの子 『智慧に埋れて』 青空文庫
高雅で馥郁として爽かにも物錆びた匂ひがする。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
また、春夏秋冬つねに裸体にして、とわに無言、やや寒き貌こそ、(美人薄命、)天のこの冷酷極りなき嫉妬の鞭を、かの高雅なる眼もてきみにそと教えて居る。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
贋鼎だつて、最初真鼎の持主の凝菴が歎服した位のものでは有り、まして真鼎を目にしたことは無い九如であるから、贋物と悟らうやうは無い、すつかり其の高雅妙巧の威に撲たれて終つて、堪らない佳い物だと思ひ込んで惚れ/″\した。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
おそらくは君も、おれのやうな災難を受けたときには、いや、もつと手ぬるい問題にあつてさへ君の日ごろの高雅な文學論を持てあまして、數學はおろか、かぶと蟲いつぴきにさへとりすがらうとするであらう。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の立ち振る舞いは非常に高雅で、周囲の人々を自然と惹きつける気品に満ちていた。
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このホテルのロビーは高雅なインテリアで統一されており、落ち着いた雰囲気がある。
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高雅な趣味を持つ祖父は、週末になると書斎で静かに古典音楽を楽しんでいる。
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