冗語
じょうご
名詞
標準
verbiage
文例 · 用例
ひと度我を訪はむものは、先づ斯くの如き冗語を忍びきくの覚悟を有せざるべからず。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
目ざまし草に於ける正直正大夫の金剛杵、鴎外、露伴、縁雨の三人冗語――これは後れて出て来た若い作家、評論家の群を、大家連が圧迫したやうなものであつた。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
我々の獲た報道によれば不必要な冗語を一切除いた事件の眞相は次の如くである。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
○鷸※掻、三人冗語、雲中語をとびとびによみ、明治文学史のよいのが一日も早く出ることを希う。
— 宮本百合子 『無題(六)』 青空文庫
かの女にとつての名品たるばかりでなく、「われは假令世の人に一葉崇拜の嘲をうけんまでもこの人にまことの詩人といふ稱をおくることを惜まざるなり」(めざまし草・三人冗語)と鴎外博士をして感嘆せしめたほどの、明治期の文學のもつた永遠の傑作である。
— 久保田万太郎 『「樋口一葉全集第二卷」後記』 青空文庫
しかるに至らざるわたくしの如き、とかく冗語多く筆をもてば更に長きに失し易い。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
談笑冗語のうちは一體に見えるが、やや深く一つの問題に入つて行くと、七名居れば七名の觀念や思想が、實にばらばらなことを僕らは屡々接客の間にも感じる。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
どこの家にもあるテレビ受像器のブラウン管の中では、じょうごの筒にあたる部分から打ち出された電子が、偏向コイルによって曲げられ、蛍光面上の狙ったところを光らせて像を作っている。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
作例 · 標準
彼のスピーチは冗語が多く、結局何を伝えたいのかが曖昧だった。
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推敲の過程で、文章を簡潔にするために不要な冗語を徹底的に削ぎ落とした。
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翻訳の際、原文の冗語をそのまま訳すと日本語として不自然になりがちだ。
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