畳語
じょうご
名詞
標準
syllable repetition (indicating plurals)
文例 · 用例
猿楽に神聖せられて来た「翁」の、由来不明な「おうさい/\」の句も、唯の囃し詞ではなく、「ほさき/\」と言ふ風な畳語で、呪文の附属文句から変化したのではないかとも考へられる。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
ススキという意味はスクスクと立っているキ(草)だからそういわれると書物に書いてあるが、またあるいはススは畳語でそれは清々しい事である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
繊々たる初月、鴉黄に上る 初月は即ち新月であって、その文字の選び方に於て、少しも原意を損ずることはないのみならず、繊々たるという畳語のほかに、初月そのものを形容する漢字はないといってもよいくらいです。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
どこの家にもあるテレビ受像器のブラウン管の中では、じょうごの筒にあたる部分から打ち出された電子が、偏向コイルによって曲げられ、蛍光面上の狙ったところを光らせて像を作っている。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
酒に酔えば泣きじょうご、痺れて手も足もばらばらになってしまいそうなこのいゝ気持。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
」 薬屋の亭主は一オンス入りの空壜と、小型のガラスのじょうごと、「じゃこうエッセンス」と書いた壜をだして、また魔法使いのような動作をはじめた。
— A CASE OF PREMEDITATION 『予謀殺人』 青空文庫
まるでじょうごに水でも流し込むようです。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
まぶしい光源に海水が勢いよく流れ込み、じょうごのように白い渦を巻き、はっきり見えたのは海水が深い穴に流れ込み、周りのすべてを渦の中に引き込んでいる。
— The Island of Shadows 『幽霊島』 青空文庫
作例 · 標準
「山々」や「人々」のような畳語は、名詞を重ねることで複数を表す典型的な例だ。
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オノマトペには「キラキラ」や「ワクワク」といった畳語の形式が多く見られる。
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古典文学における畳語の使用頻度を調査し、文体の特徴を分析した。
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