既望
きぼう
名詞
標準
(by the lunar calendar) 16th night of the month
文例 · 用例
しかし此年文化十二年八月既望の小酌は、書を裁した十四日前に予測した如き「独酌」にはならなかつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
おとらが死んでから第十三日が八月|既望である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
強て求むれば十月既望頼山陽の訪問である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「三月既望墨水堤花下歩月」の七絶は後に考拠に資すべきものがあるから、此に採録する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の書が丁亥の三月二十二日のものであつたことは、丁亥三月既望の詩を寄示したるに由つて知ることが出来る。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
七月十五日に「七月既望即事」の詩がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
時は既望の夜で、珍らしいほどに霽れた空の興に浮かれて月を観る人が無かろうはずはないが、月といっても今宵に限ったことはない。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
竹渓が柴野栗山と交のあったことは「十月既望栗山翁碧瓦堂。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
既望の月が静かに夜空に浮かんでいた。
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平安時代には、既望の月を愛でる宴が催されたという。
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既望の月は、満月とはまた違う趣がある。
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