落ち込み
おちこみ
名詞頻度ランク #13811 · 青空 34 例
標準
decline
文例 · 用例
豚は一見無神経で、すぐにも池か溝かに落ち込みそうだった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
そして二人はまっ黒な雲の中を通り暗い波の咆えていた海の中に矢のように落ち込みました。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
鳥は、まっすぐにその森の中に落ち込みました。
— 宮沢賢治 『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』 青空文庫
と老人は狼狽えて、引き戻さんと飛び行きしが、酔眼に足場をあやまり、身を横ざまに霜を辷りて、水にざんぶと落ち込みたり。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
思わずヨロヨロとよろめいて、漂い砕くる波の泡の中に落ち込みそうになりましたが、やっとの思いで崖の端に踏み止まりました。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
虻は狂いまわってビンのガラスのアッチコッチへぶつかりながら、「どうしてか、落ち込みましたところが、出て行かれなくなりました。
— 夢野久作 『虻のおれい』 青空文庫
個性だけでは知らず知らずの間に落ち込みやすい苟安自適の泥沼から引きずり出して、再び目をこすって新しい目で世界を見直し、そうして新しい甦生の道へ駒の頭を向け直させるような指導者としての役目をつとめるのがまさにこの定座であるように思われるのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
その塊は波のようにゆれて、ぎらぎらする雲の下を行きましたが、俄かに向うの五本目の大きな楊の上まで行くと、本当に磁石に吸い込まれたように、一ぺんにその中に落ち込みました。
— 宮沢賢治 『鳥をとるやなぎ』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
(mental) depression
作例 · 標準
例句