上納
じょうのう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #44197 · 青空 81 例
標準
payment to the government
文例 · 用例
幕府は全国の扶持取りから百石につき二両ずつ上納させて救助復興の資金にあてた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
○八月二十七日、各劇場の座主は東京府へ召喚せられ、興行中は見物人の多少にかかわらず、桟敷、土間の間数を標準として、日々百分の一の税銀を上納すべしと申渡さる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
それからこの辺のこのごろの生活に触れ、昔は米などは残らず上納し、百姓は蜀麦や稷のようなものが常食であり、柿の皮の干したのなぞがせいぜい子供の悦ぶ菓子で、今はそんな時勢から見ると、これでもよほど有難い方だと、老人たちが言っているというのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
秀吉は政宗に侵掠の地を上納することを命じ、米沢三十万石を旧の如く与うることにし、それで不服なら国へ帰って何とでもせよ、と優しくもあしらい、強くもあしらった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
之ヲ誤解シテ限度超過額ノ上納ヲ促ス者トシ又ハ國民ノ獨自放膽ナル消費ヲ拘束スル者ト考フベカラズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
承應元年二月に宗吾等が領主に訴へたる歎願書の中に、『御年貢不足の田畑に候へば、年々の御上納もおのづから差支へ、壯年の者は據なく他國他領へ罷り出で、農家奉公仕り、其身の代金にて御年貢米買ひ入れ、上納仕候。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
且つ御上納も必死と差迫り候へば、偏に高免の田畑所持仕り候故と心得、何方へなりとも、賣りわたしたく存じ候にも、御領内一同の必死に候へば、買請け申す者一人も之なく、皆上納の手立つきはてて、村々名主役人どもへ上げつけ申候。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
わが家の食米にするのか、他へ納めるのかと訊いたので、おそばの者がその民家に聞きただして、これは自家の食米ではない、代官伊奈半左衛門に上納するものであると答えると、しからばそれをかの鷹を据え上げたる者に取らせろと将軍は言った。
— 岡本綺堂 『鐘ヶ淵』 青空文庫
作例 · 標準
かつての農民たちは、収穫の一部を領主に上納しなければならなかった。
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組織の末端メンバーは、毎月の売り上げの一部を本部に上納する。
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密輸業者たちは、見逃してもらう見返りとして賄賂を役人に上納した。
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