嫡男
ちゃくなん
名詞
標準
legitimate son (esp. eldest son)
文例 · 用例
友川三郎兵衛矩兼血判嫡男 長一郎矩道代筆印次男 三次郎矩行 印文久二年五月十四日 又、別紙奉書の※紙には美事なお家様の文字が黒々と認めてあった。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
嫡男信忠(年十九)は河尻秀隆を従えて、矢部村勅養寺附近の天神山に、次男北畠信雄は稲葉一徹属して御堂山に、夫々陣を布いた。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
松平信綱謀戦之事 松平伊豆守信綱(此時四十二)が、改めて征討の正使として、嫡男甲斐守輝綱(此時十八)以下従士千三百を率いて西下したのは、寛永十四年|極月二十八日であった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
幸なるかな、妾の姙娠中屡※診察を頼みし医師は重井と同郷の人にして、日頃重井の名声を敬慕し、彼と交誼を結ばん事を望み居たれば、此人によりて双方の秘密を保たんとて、親戚の者より同医に謀る所ありしに、義侠に富める人なりければ直ちに承諾し、己れ未だ一子だになきを幸ひ、嫡男として役所に届出でられぬ。
— 福田英子 『母となる』 青空文庫
七年十一月に福岡城の東の丸で、長政の嫡男忠之が生れた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
利章は盛岡へ立つ時、嫡男大吉利周を連れて立つた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
嫡男利周は黒田家の聘を斥けて、處士を以て終つた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
行平君は其嫡男ださうで、幼名を阿古屋丸と申上げたさうだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は旧家の一人っ子で、将来の家を継ぐ嫡男として育てられた。
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歴史上の多くの王族では、嫡男が次期国王となるのが一般的だった。
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その会社の社長は、自分の嫡男を後継者として指名した。
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