離愁
りしゅう
名詞
標準
sorrow of parting
文例 · 用例
私はそこに強く心を惹かれるとともに堪へ難いやうな離愁を感じて、そのまま瞳を膝に伏せてしまつた。
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
女は離愁に堪えられなかった。
— 岡本かの子 『窓』 青空文庫
怒りも絶望も、愛執も離愁も一つに籠めて。
— 岡本かの子 『窓』 青空文庫
離愁□人間性に根ざす流浪性□孤立と集合□人間は人間の中□ルンペンの悲哀 四月廿三日 曇――晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
それから何年かたったのち、僕は白柳秀湖氏の「離愁」とかいう小品集を読み、やはり歩兵の靴から出る火花を書いたものを発見した。
— 芥川龍之介 『追憶』 青空文庫
若し今後何等かの事情で他に転住しなければならぬようなことがあるならば、私は恰も父祖伝来の墳墓の地を捨てて、遠い異国に移住する者の如き大なる勇気を要すると同時に、またその者と同じい深い離愁を味わわねばならないだろう。
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫
予は訣別に際して、明子に語るに予が愛を以てせんとせしも、厳粛なる予等が家庭は、斯る機会を与ふるに吝なりしと共に、儒教主義の教育を受けたる予も、亦|桑間濮上の譏を惧れたるを以て、無限の離愁を抱きつつ、孤笈飄然として英京に去れり。
— 芥川龍之介 『開化の殺人』 青空文庫
西東長短の袂を分かって、離愁を鎖す暮雲に相思の関を塞かれては、逢う事の疎くなりまさるこの年月を、変らぬとのみは思いも寄らぬ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
作例 · 標準
卒業式が終わり、友人との別れに離愁の念が込み上げてきた。
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故郷を離れる日の朝、彼は言いようのない離愁に駆られた。
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駅のホームは、見送る人々の離愁で満ちていた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
離愁(りしゅう)とは、別離の際に感じる悲しみのこと。 離愁 (1946年の映画) - 1946年のアメリカ映画。 離愁 (1960年の映画) - 1960年の日本映画。 離愁 (1973年の映画) - 1973年のフランス・イタリア合作映画。
出典: 離愁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0