離別
りべつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
separation
文例 · 用例
歸郷昭和四年の冬、妻と離別し二兒を抱へて故郷に歸るわが故郷に歸れる日汽車は烈風の中を突き行けり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
僕は数年前に妻と離別し、同時にまた父を失ってしまった。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
そうしたあとで、テナシティのデッキの上から「あしたは出帆だ」とどなるのをきっかけに、画面の情調が大きな角度でぐいと転回してわき上がるように離別の哀愁の霧が立ちこめる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
三人は上べは大へん仲よさうに、洞熊先生を呼んで謝恩会といふことをしたりこんどはじぶんらの離別会といふことをやったりしましたけれども、お互にみな腹のなかでは、へん、あいつらに何ができるもんか、これから誰がいちばん大きくえらくなるか見てゐろと、そのことばかり考へてをりました。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
僕もそのつもりで正作に離別を告げた。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
ただいずこともなく誇れる鷹の俤、眉宇の間に動き、一搏して南の空遠く飛ばんとするかれが離別の詞を人々は耳そばだてて聴けど、暗き穴より飛び来たりし一矢深くかれが心を貫けるを知るものなし、まして暗き穴に潜める貴嬢が白き手をや、一座の光景わが目にはげに不思議なりき。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
昼ごろ馬車の用意ができたので、私は家族のものに離別の握手をしたが、ファニーは矢張りいなかった。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
及川、貴様は科学者にしては冷静を欠くと、よく先生に叱られたものですが……」 良人の話によると、珪次は、良人が私との離別を云い出すと、激しく怒ったり泣いたりして、自殺するとまで云ったとのことであります。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
作例 · 標準
長い間連れ添った夫婦だったが、考え方の違いから、ついに離別の時を迎えた。
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この歌は、戦争によって引き裂かれた恋人たちの、悲しい離別の物語を描いている。
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彼は故郷の家族との辛い離別を乗り越え、単身都会で夢を追いかけた。
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