帯びる
おびる
動詞-一段動詞-他動詞頻度ランク #33855 · 青空 3958 例
標準
to wear (a sword, decoration, etc.)
文例 · 用例
例へば茲に一農学士があり、非常に立派な耕作法を学び、百姓に教へに行く任務を帯びるとする。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
例えばガラスなどは絹で摩擦すれば陽電気を帯びるがフランネルで擦れば陰電気を生ずる。
— 寺田寅彦 『猫六題』 青空文庫
西鶴は頬の色の「薄花桜」であることを重要視しているが、「いき」な頬は吉井勇が「うつくしき女なれども小夜子はも凄艶なれば秋にたとへむ」といっているような秋の色を帯びる傾向をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
しかしこれが往々にして骨董的傾向を帯びる事がある。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
それが云わば敵国の英国の学者の日蝕観測の結果からある程度まで確かめられたので、事柄は世人の眼に一種のロマンチックな色彩を帯びるようになって来た。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
次におもしろいと思ったのは、舞台面の仮想的の床がずっと高くなり、天井がずっと低くなって天地が圧縮され、従って縮小された道具とその前に動く人形との尺度の比例がちょうど適当な比例になっているために、人形のほうが現実性を帯びるとともに人形使いのほうがかえって非現実的になってくるということである。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
が、鳥はなおも、声を張って、その不思議な美妙な響きで、トシオの耳朶をふるわすほど近く鳴くかと思えば、また、かすかに、雲の彼方に消え入って、其処でほのかに忍び啼きして居る様な、それが一層トシオをなつかしがらせる静な優しい調子を帯びるのでした。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
ルーテル式独逸式ではないが、ルソー式、トルストイ式、四|海同胞式、平和式、平等式、人道式なる此観念のために本来の「力」といふ考へがつい曲げられて不徳不仁の属性を帯びるやうになつてしまつた。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
標準
to be entrusted with (a mission)
標準
to have (a quality, property, etc.)