纏う
まとう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞頻度ランク #43966 · 青空 891 例
標準
to put on
文例 · 用例
春雨や人住んで煙壁を洩る 蔦かずらの纏う廃屋の中から、壁を伝って煙が洩れてる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
もう何事も考えまいと思ったが、熱のために乱れた頭にはさっきまで考えていたような事がうるさく附き纏うて来る。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
遠く福慈岳が翁の眼に悲しく附き纏う。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
なお、全身に関して「いき」の表現と見られるのはうすものを身に纏うことである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「いき」な建築は円窓と半月窓とを許し、また床柱の曲線と下地窓の竹に纏う藤蔓の彎曲とを咎めない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
水車は川向にあってその古めかしい処、木立の繁みに半ば被われている案排、蔦葛が這い纏うている具合、少年心にも面白い画題と心得ていたのである。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
それにもかかわらず、美しい五彩の簑を纏うた虫の心象だけは今も頭の中に呼び出す事が出来る。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
) と仔細は語らずただ思い入ってそう言うたが、実は以前から様子でも知れる、金釵玉簪をかざし、蝶衣を纏うて、珠履を穿たば、正に驪山に入って、相抱くべき豊肥妖艶の人が、その男に対する取廻しの優しさ、隔なさ、深切さに、人事ながら嬉しくて、思わず涙が流れたのじゃ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は美しいドレスをまとい、パーティー会場に現れた。
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騎士は輝く鎧をまとい、戦場へと向かった。
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神秘的な雰囲気をまとうその場所は、多くの観光客を魅了する。
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