押し込む
おしこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞動詞-他動詞頻度ランク #35245 · 青空 774 例
標準
to push into
文例 · 用例
電車の運轉手は、しきりにベルを踏み鳴らしながら、併しわり合にのんきさうな顏をしてバスに押し込む遊山客の群を眺めて居たのである。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
何故かと云えばS先生のは一と口うまいものを食わせておいて、その外に色々の旨そうなものをちらと見せたきり引込めてしまう流儀であるが、教科書は一向うまくない汽車弁当のおかずの品々を無理やりに口の中へ押し込むような流儀だからである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
次には、この土塊の円筒の頂上へ握りこぶしをぐうっと押し込むと、筒の頭が開いて内にはがらんとした空洞ができ、そうしてそれが次第に内部へ広がると同時に、胴体の側面が静かにふくれ出してどうやら壺らしいものの形が展開されて行くのである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
衣服はびしょぬれになる、これは大変だと思う矢先に、グイグイと強く糸を引く、上げると尺にも近い山※の紫と紅の条のあるのが釣れるのでございます、暴れるやつをグイと握って籠に押し込む時は、水に住む魚までがこの雨に濡れて他の時よりも一倍鮮やかで新しいように思われました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
ふだんの五倍も十倍も押し込む、それでちゃんと肥るのです、面白い位|肥るのです。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
鳥打帽の庇を上げて、ロイド式の色眼鏡を取り外して、手に持ったカメラと一緒に上衣のポケットに押し込むと、草の中からソーッと頭を上げて空地の周囲を見まわした。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
深く深くと思って、力いっぱい押し込むと、横へすべってしまった。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
ここだけの話ですが、わしのささやかな所持金はあの箱のなかで、だからおかかりでしょう、見知らぬ人間が部屋に押し込むというのが、わしにとっていかなる意味なのか。
— THE RESIDENT PATIENT 『患者兼同居人』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to break in
作例 · 標準
例句