押し入る
おしいる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to push in
文例 · 用例
そいつは押し入ると、獲物を求める、夜鷹のように、屋内を、隅から隅へ突きあたり、ひっくりかえした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼らは家へ押し入るとすぐ、夜更けにもかかわらず、わっと集まってきた群集を入れないために扉をふたたび閉じた。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
四人連の内の三人は、其処に停車している電車に、無理に押し入るようにして乗った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
5 しかし、すぐに押し入るような右門ではない。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
むろん、すぐにも詮議に押し入るだろうと思われたのに、つねに周到綿密、目の光らせどころにそつがないのです。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
あっても、門はぴしりと締まって、水門から消えた舟もはいったきり、その水門もまたぴたりと締まって、へいをのり越えるよりほかに、中へ押し入る道はないのです。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
ダッともろ手体当てに、雨戸を難なく押し破りながら、先頭に主水之介、つづいて京弥、あとから神官正守の順でいきなり広縁に躍り上がるや、ずいと先ず退屈男が静かに部屋の中へ押し入ると、悠揚莞爾としながら、さらに静かに浴びせかけました。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
頼まれてばかり斬って歩いて、馬鹿々々しい、と押し入る前にふいっと思ったのが、手元の狂ったもとさ。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
作例 · 標準
例句