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納棺

のうかん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
placing a body in a coffin
文例 · 用例
まだ納棺の前である。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
その中に横はる蒼く萎びたお辻の死体……彼は、小さくても肉付きのよい顔かたちの人並すぐれてよく整つてゐた若い頃のお辻が、いつの間にか年をとつて、こんなに蒼く萎びたかと、納棺前のお辻の死体の傍で感じたことを思ひ出した。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
曾祖母は私が小學校を卒業する頃なくなつたが、白い着物を着せられ小さくかじかんだ曾祖母の姿を納棺の際ちらと見た私は、この姿がこののちながく私の眼にこびりついたらどうしようと心配した。
太宰治 思ひ出 青空文庫
ただここに一つ、不思議ともいえばいわれるのは、伊佐子さんの死骸の髪の毛が自然に変色して、いよいよ納棺というときには、老女のような白い髪に変ってしまったことです。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
つづいて、鴎外は乃木夫妻の納棺式に臨み、十八日の葬式にも列った。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
同日の日記に「興津彌五右衛門を艸して中央公論に寄す」とあって、乃木夫妻の死を知った十四日から三日ぐらいの間に、しかもその間には夫妻の納棺式や葬儀に列しつつ、この作品は書かれたのであった。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
翌日の午前、納棺式が始まる頃には、私は睡眠不足と、怠屈と、お経と、想像以上の暑さとにうだつてしまつてゐた。
徳田秋声 町の踊り場 青空文庫
「あれならよかろう」 納棺後、祐之助は、中学五年の長男に向って、「さて、これからが小一郎君のしっかりせんならん時だよ、父さんは偉い人だったが、その跡をさらに立派に立てるのが君の責任だ。
宮本百合子 青空文庫
作例 · 標準
故人との最後のお別れとして、家族で納棺の儀に立ち会った。
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葬儀社のスタッフが、丁寧に故人の身体を清め、納棺の準備を進めた。
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納棺の際は、故人が生前愛用していた品々も一緒に棺に納められた。
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