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入棺

にゅうかん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
placing in the coffin
文例 · 用例
入棺式の時刻になると、故人の懇意な友人や門下生達は、思い出の深い書斎に集って、この小説家の遺骸と一緒に、白木の棺に納めるべき遺愛品の撰択について協議を始めた。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
亡骸だけでもせめて見ていたいと宮はお惜しみになるのであったが、そうしたところでしかたのないことであると皆が申し上げて、入棺などのことをしている騒ぎの最中に左大将は来た。
夕霧一 源氏物語 青空文庫
皆用事があるし、かわりばんこに出て、自分ひる間すみ子さん一人っきりにしておけず入棺がすむまで(午後六時頃)居た。
一九二九年(昭和四年) 日記 青空文庫
入棺した時、スミ子さん泣きがとまらず、苦しそう故 madam の床の上に横にならせ、一時にせよ泣きぬくまで泣かせた。
一九二九年(昭和四年) 日記 青空文庫
入棺前、別れに往って見ると、死顔もにこやかに、生涯労働した手は節くれ立って土まみれのまま合掌して居ました。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
(永眠の後も無駄嫌ひな照の意志を尊重してこれを着せて入棺させました) それから照を日頃愛して下されたシユネーダー博士夫妻、津久井氏夫妻が來られ、親戚知己の人々も集りました。
土井八枝 隨筆 藪柑子 青空文庫
「もう一度佛樣を拜まして貰ひ度いが」「今|入棺するところで――」 澁る人々を掻きわけるやうに、奧の六疊に通つた平次は、皆んなの眉をひそめるのも知らぬ顏で、危ふく入棺前の娘の死骸を調べることが出來ました。
娘と二千兩 錢形平次捕物控 青空文庫
許嫁のお茂世の死體は、この人の入府を待つてまだ入棺もせずに居る有樣、其處に通されて、一年振りの死顏に對面した芝田要の驚きは言ふ迄もありません。
閉された庭 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
納棺師の手によって、故人が静かに入棺された。
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「そろそろ入棺のお時間ですので、最後のお別れをなさってください」
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家族に見守られながら、愛用の品とともに入棺が執り行われた。
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