狐疑
こぎ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #17236 · 青空 88 例
標準
doubt
文例 · 用例
眉間には狐疑の深い皺がきざみ込まれ、小さい灰色の眼には淺間しい殺意が燃え、眞蒼な頬は威嚇の怒りに震へて、黒ずんだ薄い唇は嫌惡と侮蔑にひきつつたやうにゆがんでゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
結局は、やればやり得る学位を、無用な狐疑や第二義的な些末な考査からやり惜しみをするということが、こういう不祥事やあらゆる依怙沙汰の原因になるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
白川が必ず引出してくると云つて居ても、其云ふことを当にしていいかどうかといふ狐疑心と、人を見くびる彼の高慢心とが、茲まで話が急転して来ようとは思がけない処であつたからである。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
眉間には狐疑の深い皺がきざみ込まれ、小さい灰色の眼には浅間しい殺意が燃え、真蒼な頬は威嚇の怒りに震へて、黒ずんだ薄い唇は嫌悪と侮蔑にひきつつたやうにゆがんでゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 歳子はさすがに狐疑した。
— 岡本かの子 『夏の夜の夢』 青空文庫
黒眼がち、まじめそうな細面の女店員が、ちらと狐疑の皺を眉間に浮べた。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
」私は尚も、しつこく狐疑した。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
かつて叡智に輝やける眉間には、短剣で切り込まれたような無慙に深い立皺がきざまれ、細く小さい二つの眼には狐疑の焔が青く燃え、侍女たちのそよ風ほどの失笑にも、将卒たちの高すぎる廊下の足音にも、許すことなく苛酷の刑罰を課した。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉はどこか浮ついていて、私は狐疑の念を禁じ得なかった。
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怪しい儲け話を持ちかけられ、狐疑に満ちた目で相手をじっと見つめた。
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疑心暗鬼に陥り、ささいな物音に対しても狐疑を感じるようになってしまった。
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