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断章

だんしょう
名詞
1
標準
literary fragment
文例 · 用例
この外百篇に近き『断章』と『思出』五十篇の著作あれども、紙数の制限上、これらは他の新しき機会を待ちて出版するの已むなきに到れり。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
本集に輯めた二十歳以後の所作を通じて見ても純情の小曲もあれば断章もあり、音楽的象徴詩もあれば絵画風のそれもある。
北原白秋 「白秋詩集」序 青空文庫
ここに選び出でたるはわが幼きより今にいたるあらゆる詩集の中より、ことに歌ひ易く調やさしき断章小曲のかずかず、すべてみな見果てぬ夢の現なかりしささやきばかり、とりあつむればあはれなることかぎりなし。
北原白秋 「わすれなぐさ」はしがき 青空文庫
『思ひ出』の詩はその旧作『おもひで』『断章』の二章を除き、殆ど、この以後約一ヶ年間の所作である事も知つてゐて貰ひたい。
東京景物詩改題に就て 雪と花火余言 青空文庫
プーシキンやゴンチャローフやドストエフスキーや露西亜の近代の巨星の名什を耽読したのが四十年前で、ツルゲーネフの断章を初めて日本に翻訳紹介したのが三十六年前であった。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
断章   1ドンタクがきたとてなんになろ子供は芝居へゆくでなし馬にのろにも馬はなししんからこの世がつまらない。
絵入り小唄集 どんたく 青空文庫
今これらの詩を読返してみるに一つ一つの断章にゆらめくものがまた陽炎ではないかと念へる。
原民喜 かげろふ断章 青空文庫
二月号の『婦人文芸』を開いたら平林たい子さんの「日記断章」という文章があり、その中で私の云った非人情という言葉がとりあげられている。
宮本百合子 パァル・バックの作風その他 青空文庫
作例 · 標準
古代エジプトのパピルスに記された愛の詩の断章が、発掘現場で見つかった。
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彼の遺稿集には、完成に至らなかった小説の断章がいくつも収められている。
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演奏会のアンコールで、シューベルトの「楽興の時」の断章が静かに奏でられた。
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2
標準
interpreting (and using) a passage without regard to its context
作例 · 標準
彼の演説は、古典の断章を都合よく引用して自説を正当化しているに過ぎない。
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記者が発言の断章だけを切り取って報じたため、世間に大きな誤解を招いた。
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文脈を無視した断章の解釈は、原著者の意図を著しく歪める恐れがある。
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