男妾
だんしょう
名詞
標準
male paramour
文例 · 用例
私が階下に花田君子の靴音を聞いたころ、友人の横田は紐育の女優メイ・マアガレッタの男妾として外科的な名誉と人気をかち得ていた。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
競犬場番人、黒奴のアランがノラの男妾だという評判が街にひろがった。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
」 と、ぽんと一本参りたまえば、待構えし体にて平然と、「ありゃ私の男妾さ、意気地の無い野郎さね。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
葛岡には、安宅先生が人前では体裁を繕って、蔭では自分を男妾のように玩具にしてるのではないかという疑いを増しながら、しかし似非の年上の女性が若き燕の男性に求めるような猥りがましいことは少しも無いので、やはり先生は神聖であって、先生の言うことがもっとものようにも葛岡には思えた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「どうせ、痴よ、己の所天を男妾にせられて黙っているのですもの」「何」章一は耻かしめられてかっとなった。
— 田中貢太郎 『一握の髪の毛』 青空文庫
何と見えます――俳優ともつかず、遊芸の師匠ともつかず、早い話が、山姥の男妾の神ぬしの化けたのだ。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
僕はお前の男妾になつた覚は無いよ、宮さん、お前は貫一を玩弄物にしたのだね。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
後家さんの男妾になって専門学校に通っているのがある。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
作例 · 標準
権力を持つ女王の寵愛を受け、彼は男妾として宮廷の奥深くで暮らしていた。
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歴史物語の中には、富豪の未亡人に囲われる男妾の哀れな末路が記されている。
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彼は自嘲気味に、「私はただの男妾に過ぎない」と友人に漏らした。
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