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胡地

こち
名詞
1
標準
barbarian territory
文例 · 用例
安の胡地を歴游する数万里、域外に留まる殆ど二十年、著す所|西遊勝覧詩あり、後の好事の者の喜び読むところとなる。
幸田露伴 運命 青空文庫
此歳永楽帝は去年|丘福を漠北に失えるを以て北京を発して胡地に入り、本雅失里(Benyashili)阿魯台(Altai)等と戦いて勝ち、擒狐山、清流泉の二処に銘を勒して還りたもう。
幸田露伴 運命 青空文庫
徒歩のみによる行軍の速度と、人力による車の牽引力と、冬へかけての胡地の気候とを考えれば、これは誰にも明らかであった。
中島敦 李陵 青空文庫
虎を格殺したり岩に矢を立てたりした飛将軍李広の驍名は今もなお胡地にまで語り伝えられている。
中島敦 李陵 青空文庫
胡地にあって単于と刺違えたのでは、匈奴は己の不名誉を有耶無耶のうちに葬ってしまうこと必定ゆえ、おそらく漢に聞こえることはあるまい。
中島敦 李陵 青空文庫
(無理でも、もう少し早くかねての計画――単于の首でも持って胡地を脱するという――を実行すればよかったという悔いを除いては、)ただそれをいかにして現わすかが問題であるにすぎない。
中島敦 李陵 青空文庫
彼は先刻の男の言葉「胡地にあって李将軍が兵を教え漢に備えていると聞いて陛下が激怒され云々」を思出した。
中島敦 李陵 青空文庫
初め一概に野卑滑稽としか映らなかった胡地の風俗が、しかし、その地の実際の風土・気候等を背景として考えてみるとけっして野卑でも不合理でもないことが、しだいに李陵にのみこめてきた。
中島敦 李陵 青空文庫
作例 · 標準
かつて、この地域は中央から見れば「胡地」と見なされ、未開の地とされていた。
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辺境の「胡地」には、独特の文化や習慣を持つ人々が暮らしていた。
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戦乱の後、かつて栄えていた街は、まるで「胡地」のように荒廃してしまった。
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2
標準
barbarous land
作例 · 標準
異国の旅人は、見慣れぬ風景の広がる「胡地」に、畏敬の念を抱いた。
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辺境の「胡地」では、独自の言語や信仰が息づいていた。
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強大な帝国は、その支配を及ばない地域を「胡地」と呼び、蔑視した。
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