閻魔王
えんまおう
名詞
標準
Yamaraja (king of the world of the dead, who judges the dead)
文例 · 用例
――却説、一體此處は何處だ、と聞くと、冥土、と答へて、私は亡き後、閻魔王の足輕、牛頭鬼のために娶られて、今は其の妻と成つた、と告げた。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
木戸にまた高く札うち、蓮葉なる金切ごゑと老いたるが絶えず客よぶ、――と見る、ただ赤丹剥げたる閻魔王、青き牛頭馬頭、講釈のなかばいちどにがくがくと下顎鳴らす。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
また伝うるは虎に食わるるは前世からの因果で遁れ得ない、すなわち前生に虎肉を食ったかまた前身犬や豚だった者を閻魔王がその悪む家へ生まれさせたんだ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
しかし閻魔王の命令ですから、どうか一しょに来て下さい。
— 芥川龍之介 『二人小町』 青空文庫
女の太政大臣、女の検非違使、女の閻魔王、女の三十番神、――そういうものが出来るとすれば、男は少し助かるでしょう。
— 芥川龍之介 『二人小町』 青空文庫
処が一転して、地獄の閻魔王の庁では、若の母が出て、若の命乞ひをして、自身出向いて救ひたいと願ふ。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
閻魔王の膝に上り、短刀を抜いてその目をえぐり取り、莫大な分捕り品でもしたつもりで、よろこんで持ち帰った。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
死王―所謂閻魔王にして「死王を覩」とは死して地獄に墮つるを謂ふ。
— 荻原雲來訳註 『法句經』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4