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冥界

めいかい
名詞頻度ランク #42854 · 青空 54
1
標準
hades
文例 · 用例
颯と、吹添ふ蒼水の香の風に連れて、流の上へそれたのは、卯の花縅の鎧着た冥界の軍兵が、弗ツと射出す幻の矢が飛ぶやうで、川の半ばで、白く消える。
泉鏡太郎 月夜 青空文庫
冥界の伴侶か、墓の相借家か、とまで怪しんだ二人の女が、別條なく、然も、揃つて美しい顏を上げて居たから。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
パータリセの家の死んだ一族が多勢、森の中から寝室へ来て、少年を幽冥界へ呼んだのだと。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
またいう最初の神ピチーの子オーン、水牛とトダ人を創造し、今は冥界の王たり。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
カルデア、アッシリア、フェニキア、エジプト等、大毒蛇ある諸国皆蛇また竜を悪の標識とせり、例せばエジプト教のアポピは闇冥界の大蛇で、日神ラーに制服され、カルデアの女神チャーマットは、国初混沌の世の陰性を表せるが、七頭七尾の大竜たり。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
十三世紀に蒙古に遊んだ天主僧プラノ・カルピニの記に、その貴人死ねば天幕の真中に屍骸を坐らせ、鞍置き※附けた牡馬牝馬と駒各一疋を添え葬り、別に一牡馬を殺してその肉を食い、皮に藁を詰め棒|尖に刺して立て、死者が冥界にあってもこの世と斉しく天幕に住み母乳を飲み、牡馬に乗り馬を飼い殖やし得と信じた。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
それよりペルセウス灰色髪女を訪い、そのただ一つある歯と眼を奪い、迫って三醜女怪方への道を聞き取り、また翅ある草履と、魔法袋と冥界王ハデースの兜を得、これを冒ると自分全体が他人に見えなくなる。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
黄色に光っている浪のうねりの揺蕩は、大海原の波動の故ではなくて、何かあまたの意思が働いているように思われる――意識を持っており、かつ巨大にして漂っているもの――あの、暗い冥界に棲むドラゴンが群れなしてひしめき合い、繰り返し身もだえしているのに似ている。
NOCTILUCAE 夜光虫 青空文庫
作例 · 標準
亡くなった英雄の魂は、三途の川を渡って冥界へと旅立った。
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冥界の門を守る番犬ケルベロスは、生者の侵入を許さない。
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神話の中で、オルフェウスは愛する妻を連れ戻すために冥界へ降りていった。
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