奇跡
きせき
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #4208 · 青空 358 例
標準
miracle
文例 · 用例
ちょうどこの上口の辺に美濃の蓮大寺の本堂の床下まで吹抜けの風穴があるということを年経ってから聞きましたが、なかなかそこどころの沙汰ではない、一生懸命、景色も奇跡もあるものかい、お天気さえ晴れたか曇ったか訳が解らず、目じろぎもしないですたすたと捏ねて上る。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
丁度此の上口の辺に美濃の蓮大寺の本堂の床下まで吹抜けの風穴があるといふことを年経つてから聞きましたが、なか/\其処どころの沙汰ではない、一|生懸命、景色も奇跡もあるものかい、お天気さへ晴れたか曇つたか訳が解らず、目まじろぎもしないですた/\と捏ねて上る。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
恋愛は各人の胸裡に一墨痕を印して、外には見ゆ可からざるも、終生|抹する事能はざる者となすの奇跡なり。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
馬琴の深く因果の理法を信ずるや、普通の作家の如く行の奇跡を以て伏姫の業因を断たしむることなく、却つて彼八行の珠玉を与へて、伏姫の運命の予言者とならしめ指導者とならしめたるもの、支那小説の古套とは言へ馬琴の妙筆にあらざれば、斯の如き照応を得ること能はざらむ。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
彼があの怪事件を解決するのに用いたあの簡単な帰納的推理は、私以外には総監にさえも説明されたことがなかったので、あの事件がほとんど奇跡的なものと見られたり、デュパンの分析の才能が直覚の名声を得たりしたことはもとより驚くにあたらない。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
もし、ごろつきの一団がある場所で非常な悪事を犯しているあいだに、別の似たような一団の者が、同じ市の、似かよった場所で、同じ事情の下に、同じ手段と方法で、きっかり同じ時刻に、ちょうど同じ性質の悪事をやっていたとするなら、それこそ実に奇跡だぜ!
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
で、例の品物がパリのすぐ付近のどんな茂みのなかででも、ある日曜日から次の日曜日までより長いあいだ、発見されないでいるなどということは、まるで奇跡的と見なすべきだ、ということを僕がくりかえしても、それは冷静な観察家には誰にでもまったくわかりきったことを言っているにすぎんのだよ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
どこにも縁のないなかほどから布片を裂き取るなんてのは、茨の力の奇跡でなければできないことだよ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
作例 · 標準
絶望的な状況から無傷で救出されたのは、まさに奇跡としか言いようがない。
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「うわあ、奇跡的に雨が止んだぞ!」と、彼は空を見上げて歓声を上げた。
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医師からは厳しい宣告を受けていたが、懸命なリハビリの結果、奇跡の復活を遂げた。
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九回裏二死からの逆転満塁ホームランという、奇跡のような幕切れだった。
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ウィキペディア
奇跡 は、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごと。基本的には宗教および信仰と結びついていることが多い。
出典: 奇跡 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0