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鬼籍

きせき
名詞
1
標準
necrology
文例 · 用例
これも御多分に洩れないズボラであって、一度は金のために奇禍を買ったので、その後を潔くする意味で雪後と改称したが、一生借金の苦労に追われて終に名を成す遑がない中に、夫妻相続いて急性の肺患に犯され、一と月経たぬ間に夫婦とも鬼籍に入った極めて不幸な作者であった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
九十の老齢で今なお病を養いつつ女の頭領として仰がれる矢島楫子刀自を初め今は疾くに鬼籍に入った木村|鐙子夫人や中島湘烟夫人は皆当時に崛起した。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
」 と呻りながら、半平は鬼籍に入ってしまったのだった。
海野十三 幸運の黒子 青空文庫
暗殺行為の片鱗が知られても、僕はこの上海から一歩も外に出ないうちに、銃丸を喰らって鬼籍に入らねばならない。
海野十三 人造人間殺害事件 青空文庫
養母の鶴勝はその悦びを共にすることを得ず、もはや鬼籍にはいっていた。
長谷川時雨 竹本綾之助 青空文庫
(夫人は既に鬼籍に入る。
芥川龍之介 北京日記抄 青空文庫
私どもの祖先からの語は、どん/\死語として、辞書の鬼籍に入つて行きます。
折口信夫 新しい国語教育の方角 青空文庫
爾来政界への野心もなく悠々新夫人との生活を愛したのですが、新夫人は幸薄く、五郎兵衛に先じて鬼籍の人となった。
ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 露の答 青空文庫
作例 · 標準
恩師が鬼籍に入られたという突然の訃報を耳にし、言葉を失って立ち尽くした。
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かつての戦友たちも一人、また一人と鬼籍に登り、寂しさが募るばかりだ。
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先代が鬼籍に入ってから、この老舗旅館の暖簾を守るのは私の役目になった。
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ウィキペディア

鬼籍(きせき)とは、死者(漢語で言う「鬼」)の名前を記録する籍であり、仏教や民間信仰などでは地獄の閻魔大王の手元で管理されているとされる書類である。鬼録(きろく)、生死簿(せいしぼ)、閻魔帳(えんまちょう)とも呼ばれる。

出典: 鬼籍 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0