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廃残

はいざん
名詞
1
標準
down-and-out
文例 · 用例
私はそれよりも宗長という連歌師が東国の広漠たる自然の中に下ってもなお廃残の京都の文化を忘れ兼ね、やっとこの上方の自然に似た二つの小峰を見つけ出してその蔭に小さな蝸牛のような生活を営んだことを考えてみた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
廃残の御隠居、とでもいふのかしら、あなたのやうなよぼよぼの御老体は、かへらぬ昔の夢を、未来の希望と置きかへて、さうしてご自身を慰めてゐるんだわ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
国民学校の先生になるという事はもう、世の中の廃残者、失敗者、落伍者、変人、無能力者、そんなものでしか無い証拠だという事になっているんだ。
―――一幕三場 春の枯葉 青空文庫
すべて廃残の身の上である。
太宰治 座興に非ず 青空文庫
謂わば、廃残の身である。
太宰治 火の鳥 青空文庫
謂はば、廃残の身である。
太宰治 火の鳥 青空文庫
いる、いる、いる、 無数の廃残者、 海中の遁走者、膃肭獣、 弱者、負傷者、 老大獣、 力尽き溺るるもの、波とともに盛りあがる、死屍、腐爛した頭。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
即ち体内の廃残物の処置は睡眠中に整えられて排泄器に付されるばかりになっているのであり、新しい活動の起されるに適した状態になっている。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
公園のベンチで廃残の老人たちが、かつての景気の良い時代の話を懐かしそうに語り合っている。
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廃残の境遇にありながら、彼は読書を欠かさず、いつか知識が役に立つ日を信じている。
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社会のセーフティーネットから漏れた廃残の人々を支援するため、炊き出しのボランティアに参加した。
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