四分
しぶん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
dividing into four
文例 · 用例
白髪交りの荒い頭髪は何時も三四分位に刈揃へられ、さうした顔面の上に「ワ」の字型に懸つてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
三 大宮と吉田 東から南へと、富士を四分の一ばかりめぐっても、水々しい裾野はついて廻った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
私は、その後、幾回となく、山麓を通過した、半周した、約四分の三まで廻った。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
かつその変位の程度は長唄においてはさほど大でないが、清元および歌沢においては四分の三全音にも及ぶことがあり、野卑な端唄などにては一全音を越えることがある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「いき」な音曲においては変位は多く一リズムの四分の一に近い。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また、変位の程度が大に過ぎず四分の三全音くらいで自己に拘束を与えるところに「いき」の形相因が客観化されているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
(明治四十年十一月八日『東京朝日新聞』) 三十三 世界第一の巨船 現今世界で最大最速の汽船ルシタニア号は去る九月アイルランドのクイーンスタウンよりニューヨークまで二千七百八十二|浬の航路を五昼夜と五十四分間に、すなわち一時間二十三浬〇一の速度で快走した。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
この内ほとんど三分の一はアフリカの南部から、また四分の一は北米合衆国およびアラスカから出たのだそうな。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
作例 · 標準
大きなピザを四分して、集まった友人たちと均等に分け合った。
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「このケーキ、きれいに四分してくれる?」と頼んで包丁を渡した。
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四分された画面のそれぞれに、スタジアムを別角度から捉えた映像が映っている。
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ウィキペディア
四分(しぶん)とは、唯識の中でも法相宗が伝えている学説で説かれたもので、元来、陳那までの論者が前三分であったものに護法が「証自証分」を付け加えて四分としたものである。心(しん)と心所(しんじょ)による認識論の上で、四つの局面〈bhāga〉があることを説明している。相分(そうぶん) - Nimitta-bhāga 認識の対象 見分(けんぶん) - Darśana-bhāga 認識する主体による作用 yad-ābhāsaṃ prameyaṃ tat pramāṇa-phalate punaḥ | savyāpāra-pratītatvāt trayaṃ kevalaṃ pṛthak ||〔集量論、Ⅰ,9〕 [識に] 現じている姿(相分)が知られる対象(所量)であり、[それを捉える] 認識能力(見分)と、その結果(量果)は[識自体]である。なぜなら、[一つの認識の中に] 作用を伴うものとして知られるからである。ゆえに、この三つ(所量・量・量果)は、[識という] 一つのものにおいて分かれているにすぎない。
出典: 四分 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0