死文
しぶん
名詞
標準
dead letter
文例 · 用例
いたずらに死文死語に執して相争い、自己を正しとし、自己の定規を他に加えるのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
」「そんな死文字の数が増してゐる間は……それに反比例して僕の……」「迷信だわ、そんなこと――。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
もし活社会の要する道徳に反対した文芸が存在するならば……存在するならばではない、そんなものは死文芸としてよりほかに存在はできないものである、枯れてしまわなければならないのである。
— 夏目漱石 『文芸と道徳』 青空文庫
しかし、この二つの道のために成就された広大な研究は、まったくただわれわれの書物の中に死文となっているだけじゃないか。
— AUX JEUNES GENS 『青年に訴う』 青空文庫
熙は初め中村敬宇の同人社に入り後に佐藤牧山と信夫恕軒との二家について学を修め、帝国大学を卒業後は直に助教授に挙げられ、老免せられるまで凡三十年漢文の講座を担任していたのであるが、深く時勢に感ずる所があったと見えて、平素学生に向っては、今の世の中に漢文学の如き死文字を学ぶほど愚な事はない。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
汝らは己の言い伝えによって神の言を死文と化しているのである」(七の九―一三) コルバンとは供物のことであると、マルコ伝の記者自身が説明を添えています(七の一一)。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
彼の芸術や理想主義的信念や道徳的概念などを死文に等しく思ってる人々に、彼はかえって加担してるがようだった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
これは地震や台風や火事に対しては申しぶんのない抵抗力をもっているのであるが、しかし一つ困ることはあの厚い壁が熱の伝導をおそくするためにだいたいにおいて夏の初半は屋内の湿度が高く冬の半分は乾燥がはげしいという結果になる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
作例 · 標準
その条例は制定から一度も適用されたことがなく、今では完全に死文と化している。
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「この契約項目の内容、現状に合ってないし実質的な死文だよね」
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形骸化したルールを死文のまま放置せず、時代に合わせて見直すべきだ。
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標準
meaningless writing
作例 · 標準
美辞麗句を並べ立てただけの報告書は、読み手にとっては内容のない死文に過ぎない。
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「魂の籠もっていない言葉をいくら綴ったところで、それは死文だよ」
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彼の最期の手記は、混濁した意識の中で記された意味をなさない死文の羅列だった。
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