遵奉
じゅんぽう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
obeying
文例 · 用例
成程舊い道徳の繩では、親は子供の體を縛ツて家の番人にして置くことが出來るかも知れぬが、藝術の權威を遵奉する自分の思想は其の繩をぶち斬る。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
兇器が発見されないかとか、新しい聞込みは無いかとか、区長の財政状態はドウなったかとか、一知は相変らず働いているかとか、もう少し責任を負って仕事をしろとか、叱言じみた事ばかり聞かされたので頗る不平らしく見えたが、しかし、それでも極めて忠実に命令を遵奉しているにはいた。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
しかし、自分のように人間をおそれ、避け、ごまかしているのは、れいの俗諺の「さわらぬ神にたたりなし」とかいう怜悧狡猾の処生訓を遵奉しているのと、同じ形だ、という事になるのでしょうか。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
するといつのまにか、僕の足はその命令を遵奉して、反対の森の方へ行つてるのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
」 直助の言葉は完全に命令|遵奉者の無表情に還つてゐた。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
村長|家高某という者、世に神仏は無用の物なり、万事村長の言をさえ遵奉せば安寧浩福なりとの訓えなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
みんな手応のあるものを向うに見ているから、崇拝も出来れば、遵奉も出来るのだ。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
後輩が先輩に対する礼、生徒が先生に対する礼、子が親に対する礼、それらは、いやになるほど私たちは教えられてきたし、また、多少、それを遵奉してきたつもりであるが、しかし先輩が後輩に対する礼、先生が生徒に対する礼、親が子に対する礼、それらは私たちは、一言も教えられたことはなかった。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、上司の指示を忠実に遵奉した。
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規則を遵奉することは、社会生活の基本である。
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遵奉すべき法律や条例について、市民は理解を深めるべきだ。
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