塩辛い
しおからい異読 からい
形容詞多音語
標準
salty (taste)
文例 · 用例
獣のいのちの名残りにしてそれには淡く塩辛いのもあり、いくらか甘くて――」 といいかけたとき、女は急いで袖を自分の鼻口に当て手を差し出して止めた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
その塩辛い幾流れかを咽喉の奥へ流し込んだ。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
塩辛い唾を咽喉へそっと呑み下した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
塩辛いきれの熟柿の口で、「なむ、御先祖でえでえ」と茶の間で仏壇を拝むが日課だ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
」 七 此の間に――「塩辛い。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
」「塩辛い……」 と山伏は、又したゝか水を飲んで、「其処でぢや……松平大島守、邸は山ぢやが、別荘が本所大川べりにあるに依り、かた/″\大島守か都鳥を射て取る事に成つた。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
)と呼ばはつて、ばら/\と、散る返咲の桜とともに、都鳥の胸をも射抜いたるは…… ……塩辛い。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
……こう塩辛い、大沼を視めるうちに、山下の向う岸に、泥を食って沈んだ小船の、舷がささらになって、鯉ならまだしも、朝日奈が取組合った鰐の頤かと思うのを見つけたのも悲惨です。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
作例 · 標準
潮風にあたったスルメは、ほどよく塩辛い。
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この漬物は、少し塩辛いが、それがまたご飯によく合う。
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彼女は、塩辛いものが好きなので、よく濃い味付けの料理を作る。
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