名宝
めいほう
名詞
標準
famous treasure
文例 · 用例
まず試みに各社名宝のスターの「横顔の音」でも聞かせたらどうであろう。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
事実はどうありましょうと、上さまご秘蔵のご名宝が紛失いたしたとあっては捨ておかれませぬゆえ、いかにもお力となりましょう」「そうでござるか!
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
内藤家の古島雛に、小笠原大膳様の源氏雛、それに加賀百万石の光琳雛は、たしか天下三名宝のはず、してみると、十中八、九まず――」「盗難じゃとおっしゃるのでおじゃりまするか」「ではなかろうかと考えるのが事の順序かと存じます。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
名宝なればこそ、まず十中八、九ただの盗難であろうと言いきったばかりのときに、意外や突如として、新しい疑問と新しい不審がわき上がったからです。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
今でこそ、画聖と崇められ、名宝展などで朝野の貴顕に騒がれようとも、応永の昔の雪舟は高が雲水乞食に過ぎないのである。
— 嘉村礒多 『故郷に帰りゆくこころ』 青空文庫
天子御感深く、その他の家々にも名宝があらうと思はれて、宝比べを催されたところ、六条判官行重は上覧に供へるべき宝が無くて、面皮をかいて居たのを、清平が辱しめて、退座を強ひる。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
兼六園内に新しく出来た美術館で、名宝展を見たが、これはまことに驚くべきものであった。
— 中谷宇吉郎 『根強い北陸文化』 青空文庫
名宝展に久邇宮家の所蔵品が出されておりました。
— 高楠順次郎 『東洋文化史における仏教の地位』 青空文庫
作例 · 標準
博物館には、国宝級の名宝が多数展示されている。
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彼は、失われた古代文明の名宝を探し求めて旅に出た。
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その寺院に伝わる絵巻物は、美術史上でも類を見ない名宝だ。
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