指南番
しなんばん
名詞
標準
instructor
文例 · 用例
黒田藩一刀流の指南番、浅川一柳斎の門下随一という自信もあった。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
一、敵手の中の主立たる一人は黒田藩の指南番浅川一柳斎と名乗り、五十前後の長身にて、骨柄逞ましき武士なること。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
が、白軍の副将の大島左太夫という男は、指南番大島左膳の嫡子であって、槍を取っては家中無双の名誉を持っていた。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
彼は、藩の指南番、小野派一刀流熊野三斎の高弟であるからだ。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
子供の時から腕力人にすぐれて、悪戯がはげしく、十二の時に藩の指南番伊達何とかいう人に見出されて、その弟子となって、十八で免許皆伝を貰った。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
後、その指南番の後見のもとに、町道場を開いて、門弟五百人、内弟子百人あまりも養っていた。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
塙代与九郎の家は三百五十石、馬廻りの小禄とは申せ、先代|与五兵衛尉が、禁裡馬術の名誉以来、当藩馬術の指南番として、太刀折紙の礼を許されている大組格の名家じゃ。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
御指南番山本小左衛門殿の道場に納会の試合がございました。
— 芥川龍之介 『三右衛門の罪』 青空文庫
作例 · 標準
彼は徳川家康の剣術指南番として仕え、多くの武芸を伝授したという。
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将軍の指南番を務めることは、当時の武士にとって最高の名誉であった。
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歴史ドラマで、若き殿様に礼儀作法を教える指南番の厳しい指導が描かれていた。
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