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輿望

よぼう
名詞
1
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文例 · 用例
『太平記』の記者などは、所きらわず正成を褒め倒して居るが、これなども戦記作者を通じて、当時一般の輿望が現われているのである。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
足利氏は、新田氏と共に、源義家の子義国から出で、その勢ひは兄の家なる新田氏を凌いで、源頼朝の直系が断絶した後は、源氏の統領として、武士階級の輿望を集めてゐたのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
現在でも、学生間では、歴史的人物としては、第一に人気があると云はれる西郷隆盛の、生前に於ける大衆の輿望は想見すべきで、その西郷を魁首とした薩軍の蹶起は、明治政府にとつては、現在の我々が想像する以上の危機であつたのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
そこへ、時の兵部の大丞黒田清隆が、陸軍のなかでもこの人ありと知られたさかんな輿望を担って任を受けた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
入道相国の如きも、動もすれば暴戻不義の挙を敢てしたりと雖も、猶一門を統率して四海の輿望を負ふに堪へたりし也。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
その有策のゆえに選ばれ、国民の輿望を担うて策を施すのが、政治家というものだ。
坂口安吾 帝銀事件を論ず 青空文庫
ともかく焼跡にも建設的な気風が起り、いたずらに戦争の惨禍を身につけてデカダンスに身をもちくずしてはいかんというような大方の輿望にこたえて、美とは何ぞや、これである。
田園ハレム 安吾巷談 青空文庫
小柄ながら肝のすわった男で、鉄兜から黒巻脚絆のきりりとしまった脚の先まで隙もない厳重な身固め、これまで何回となく血の中から負傷者を担ぎだした体験は、よく級友の輿望をあつめて、この小男が先頭きって飛びこむ煙の中へ、級友は一つの玉になって突っ込んだものだった。
永井隆 長崎の鐘 青空文庫
作例 · 標準
新しい市長は市民の輿望を一身に集めている。
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彼の演説は、人々の輿望を捉え、大きな感動を呼んだ。
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若い世代からの輿望も厚く、次期リーダーとして期待されている。
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