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異国情緒

いこくじょうちょ異読 いこくじょうしょ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
exotic mood
文例 · 用例
殊にフラネル、綿フラネルの、当時なほイギリス風の趣味を伝へた縞柄には、今の言葉でいふと、異国情緒を感じたものであつた。
木下杢太郎 本の装釘 青空文庫
そこから、このあたり一帯の異国情緒の風光が一望され、見晴しが美しいのである。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
が、それはゴーチェが異国情緒を求めてスペインへ行ったのとはちがい、サルジニアに在る銀鉱で儲けようと思いついたからであったし、南露には後に結婚した彼の愛人ハンスカ夫人が三千人もの農奴のついたそこの領地へ行っていたからである。
宮本百合子 バルザックに対する評価 青空文庫
湯川夫人の日本振袖の姿も、ノーベル賞授賞の式場に異国情緒を添えた。
――わたしたちは・平和を・欲している―― この三つのことば 青空文庫
けれど、やはり瓜実顔の下ぶくれ――鶏卵形が尊重され、角ばったのや、額の出たのや、顎の突出たのをも異国情緒――個性美の現われと悦ぶようなことはなかった。
長谷川時雨 明治美人伝 青空文庫
このルーサー・ロングの小説「お蝶夫人」も異国情緒に富んでいるというので大評判となり、そこでイタリー人のダビッド・ベラスコが劇に脚色してアメリカで初演したのが一九〇〇年(明治三十三年)でした。
三浦環 お蝶夫人 青空文庫
日本の映画ファンも、外国映画の異国情緒は別として、真に俳優の演技に心を惹かれるやうになれば、必ず舞台への関心を呼び覚まされ、その時はじめて、「新劇」はなにをしてゐるのかといふ疑問を起すであらう。
岸田國士 わが演劇文化の水準 青空文庫
(昭和丁亥浅春)大津絵雑感 木村荘八先生は自ら三絃を取上げられ※雨の夜ににつぽんちかくと……」云ふ異国情緒の大津絵を謳はれるが、私も好んで酒間、いろ/\の大津絵を謳ふことが寡くない、あの節調の中には江戸世紀末の悲哀が、深く美しく滲みだしてはゐるからである。
正岡容 寄席風流 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4