異国情調
いこくじょうちょう
名詞
標準
exoticism
文例 · 用例
で畢竟パンの会は、江戸情調的異国情調的憧憬の産物であつたのである。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
予は異国情調にてかく。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
それだのに目の前に異国情調の豊かな贅沢品を見ると、彼女の貪欲は甘いものを見た子供のようになって、前後も忘れて懐中にありったけの買い物をしてしまったのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
そうして私は自分の探偵眼の鈍かったことを悲しむと同時に、探偵小説に於ては氏が私たちの先輩であることを知って一層尊敬の念を増し、なお、それらの作品に於て、心ゆくまでに出し得た氏の才筆と異国情調を羨んだ。
— 小酒井不木 『国枝史郎氏の人物と作品』 青空文庫
彼はよみ物提供の種をさがしに、異国情調、国際的背景を求めてハルビンへ出かけていた。
— 宮本百合子 『プロレタリア文学における国際的主題について』 青空文庫
(追記・日本軍部による張作霖の爆死事件につづく侵略) 異国情調を求めて来ていた群司次郎正は一躍、「ハルビン脱出記」の筆者となった。
— 宮本百合子 『プロレタリア文学における国際的主題について』 青空文庫
両側の飲食店からは、絃歌の音がさんざめき、それに交って、どこの露地からも、異国情調の濃い胡弓の音や騒々しい銅鑼のぶったたくような音が響いて来た。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
それにしても、いい匂いだが、なんという異国情調的な香なんだろう。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4