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異国趣味

いこくしゅみ
名詞
1
標準
taste for the exotic
文例 · 用例
実に無意味なおもちゃであるがしかしハーモニカやピッコロにはない俳味といったようなものがあり、それでいて南蛮的な異国趣味の多分にあるものであった。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
さうして女がゆく、すずしい白のスカアトその手に持つた赤皮の瀟洒な洋書、いつかしら汗ばんだこころに異国趣味な五|月が逝く……新しい銀座の夏、かなしくよるべなき人工の花、――石竹と釣鐘艸。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
家屋は日本風であるが海に向つて開いた玄関、廊下、翼家の欄間には流石に紅や黄の窓硝子が箝められ、庭の隅々にはまた紅い松葉菊を咲かしてあるといふ風に、如何にも異国趣味の瀟洒な住宅であつた。
北原白秋 雲母集 青空文庫
伯父はそうした異国趣味のエロ商売で、日本に亡命して来る印度の志士や、潜入して来る各国のスパイ連を片端から軟化させているという噂だ。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
ここは南蛮屋の奥座敷、屋号に似つかわしい南蛮風の部屋で、青い絨緞、オレンジ色の壁、白堊の天井、黒檀細工の円卓、ギヤマン細工のランプなど、この時代には珍しい、異国趣味が漂っている。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
古風の兵船を描き出した、大型の油絵が金ぶちにはめられ、壁の一所にかけられてあるのも、また好もしい異国趣味である。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
反復が芸術的に素朴な手法でされているものだから、希望される最も低い意味での風景的異国趣味さえ損われてしまっている。
――所謂「脱出」への疑問―― イタリー芸術に在る一つの問題 青空文庫
異国趣味なところは微塵もない。
――アグネス・スメドレーとパァル・バック―― 中国に於ける二人のアメリカ婦人 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4