他年
たねん
名詞副詞
標準
some other year
文例 · 用例
他年|煢々孤立、五洲の内を環顧するに一の同種の国なく一の唇歯輔車相倚り相扶くる者なく、徒らに目前区々の小利を貪りて千年不滅の醜名を流さば、豈大東男児無前の羞に非ずや。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
そは他年わが拿破里の遭遇の悉く夢ならぬを證せん料にもとてなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
他年、千川は櫻の名所よりも楓の名所とならむかと思はるゝ也。
— 大町桂月 『千川の櫻』 青空文庫
しかし観察が徒に汎きに失せぬために、わたくしは他年抽斎が直接に交通すべき人物に限って観察することとしたい。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
その十三 他年抽斎の師たり、年長の友たるべき人々の中には、現に普く世に知れわたっているものが少くない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
五十四歳の隆升軒信階が膝下で、二十一歳の蘭軒は他年の考証家の気風を養はれてゐたであらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
何故と云ふに、後に甲子の舟遊を叙するに及んで、茶山は「君道平安分手時、不期生前首重聚、十一年後忽此歓、安知他年不再晤」と云つてゐるからである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
わたくしは諸君と共に刮目して他年の成功を待たうとおもふ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
「今の努力が、他年、大きな成果となって現れることを信じている。」
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今年の結果は振るわなかったが、他年の飛躍を期して練習に励む。
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「他年、またこの場所で再会できることを楽しみにしています。」
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