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のろま

のろま
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
ばかでのろまで、ぼうっとしてるの。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
Kでも、Yでも、Hさんでも、Dはうろうろ、Yのばか、善四郎ののろま、Y子さん。
太宰治 HUMAN LOST 青空文庫
おれは、どれほどのろまでも、かういふ妻のそぶりの蔭に、ただならぬ氣がまへを見てとらざるを得なかつたのである。
太宰治 陰火 青空文庫
しかし、のろまな妻は列車の横壁にかかってある青い鉄札の、水玉が一杯ついた文字を此頃習いたてのたどたどしい智識でもって、FOR A-O-MO-RI とひくく読んでいたのである。
太宰治 列車 青空文庫
しかし、のろまな妻は列車の横壁にかかつてある青い鐵札の、水玉が一杯ついた文字を此頃習ひたてのたどたどしい智識でもつて、FOR A-O-MO-RI とひくく讀んでゐたのである。
太宰治 列車 青空文庫
しばらく眼をつぶって、自分を馬鹿、のろまと叱っていたが、やがて、むっくり起きてしまった。
太宰治 佐渡 青空文庫
僕たちのまわりにいるやつはみんなばかですね、のろまですね、僕のとこのぶっきりこが僕が何をあなたに言ってるのかと思って、そらごらんなさい、一生けん命、目をパチパチやってますよ、こいつときたら全くチョークよりも形がわるいんですからね、そら、こんどはあんなに口を曲げていますよ。
宮沢賢治 シグナルとシグナレス 青空文庫
やっと看護婦が帰って来たが、のろまな看護婦がアンプルを切ったり注射液を吸い上げたり、腕を消毒したりするのに手間取っているのを見ると、寺田は一代の苦痛を一秒でも早く和げてやりたさに、早く早くと自分も手伝ってやるのだった。
織田作之助 競馬 青空文庫