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液汁

えきじゅう
名詞
1
標準
juice
文例 · 用例
(明治四十年十月十七日『東京朝日新聞』)         二十二      護謨の新原料 近頃|葡国領西部アフリカで発見された一種の植物の球根は丁度|蕪菁のような格好をしているが、その液汁中には護謨を含み、これを圧搾して酒精で凝らせると二分の一プロセントくらいのゴムが取れる。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
」 牧瀬は月にきら/\光らせながら魔法|罎からコツプへ液汁をなみ/\と注いだ。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
藐姑射山に住むといふ神女の飲みさうな冷たく幽邃な匂ひのするコツプの液汁を飲み、情熱の甘さを植物性にしたやうな果肉を掬つて喰べてゐると、歳子はこころがいよ/\楽しくなつた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
しかも結局のところ禁圧してしまって、そこに無理に作った遣瀬無い思いや不如意の果敢なさを、今度は常情以上の悲痛な液汁にして、まるで酢を好む人のようにも先生は貪り啜ったのかも知れません。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
液汁出したばかりにやちつた痛えとも、その代すぐ癒つから」勘次はおつぎを凝然と見てそれからもう鼾をかいて居る與吉を見た。
長塚節 青空文庫
彼等はそれから茶碗も箸もべたりと筵の上へ置いて、單純に水へ醤油を注した液汁に浸して騷々敷饂飩を啜つた。
長塚節 青空文庫
それでも狡獪な雀の爲に籾のまだ堅まらないで甘い液汁の如き状態をなして居る内から小さな嘴で噛んで夥かに籾殼が滾された。
長塚節 青空文庫
繃帶が乾いて居れば五六|日は棄てゝ置いても好いが、液汁が浸み出すやうならば明日にも直に來るやうにと醫者はいつたのであるが、液汁は幸ひにぱつちりと點を打つたのみで別段擴がりもしなかつた。
長塚節 青空文庫
作例 · 標準
この搾りたてのオレンジジュースは、液汁が濃厚で甘みが強いね。
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調理中に野菜から染み出た液汁を、ソースのベースに使うんだ。
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果物から栄養価の高い液汁だけを抽出して、健康ドリンクを作る。
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「うわ、この肉、焼きすぎたせいで旨味の液汁が全部飛んじゃったよ。」
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