朝命
ちょうめい
名詞
標準
imperial command
文例 · 用例
又政宗も朝命を笠に被て秀吉が命令ずくに、自分とは別に恨も何も無い北条攻めに参会せよというのには面白い感情を持とう筈は無かった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
しかし何様しても天下を敵に廻し、朝命に楯をついて、安倍の頼時や、平泉の泰衡の二の舞を仕て見たところが、骰子の目が三度も四度も我が思う通りに出ぬものである以上は勝てようの無いことは分明だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
片倉小十郎も此時宗時の言に同じて、朝命に従わぬという名を負わされることの容易ならぬことを説いた、という説も有るが、また小十郎は其場に於ては一言も発せずに居たという説もある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
弥兵衛等もただ者で無いとは見て取ったろうが、関白の威光を背中に背負って居るのであるから、先ず第一に朝命を軽んじて早く北条攻に出陣しなかったこと、それから蘆名義広を逐払って私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川を屠り、勝手に四隣を蚕食した廉々を詰問した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
又朝命を軽んじたという点は、四隣皆敵で遠方の様子を存じ得申さなかったからというので言開きをした。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
去年十二月二十九日の符が、今年九月になつて、左近衛番長の正六位上|英保純行、英保氏立、宇自加|支興等によつて齎らされ、下毛下総常陸等の諸国に朝命が示され、原告源護、被告将門、および国香の麾下の佗田真樹を召寄せらるゝ事になつた、そこで将門は其年十月十七日、急に上京して公庭に立つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
十一月十九日京都に着かせ給ひ、朝命によりて伏見宮邸に謹慎せさせ給ふ。
— 森鴎外 『能久親王年譜』 青空文庫
所が伏見の東方桃山は、彦根藩が守って居り、幕軍では、自分達の味方だと思っていた所、薩藩は開戦となると、朝命を以て彦根勢を退去せしめ、その後に自軍の大砲を運び上げ、伏見の町を眼下に見おろして、打ちまくった。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
作例 · 標準
家臣たちは朝命に従い、新たな任務へと向かった。
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この儀式は、古くからの朝命によって伝えられているものだ。
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朝命に背けば、いかなる罰が下されるかわからない。
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